2013年5月30日木曜日

Fat Fox Fanclub

アイワナミュージィッ〜 ユワナミュージィッ〜 
トゥギャザーダンシンヒップホップ〜
モニングミュージィッ〜 ナイトミュージィッ〜 
一緒に唄おうポップポップ〜


ディスイズファンキー!なんてこった!なんてイケてるヤツらなんだよ!まさにパーティーを続けるためのアンセムを歌ってるコイツら誰なんだ?

ポニーくんはそう叫んでジャンキーが深夜の狭いスタジオで押し合いへし合いを繰り広げ

るファットフォックスのライブに飛び込んだ。エレショっぽく。



Y Bitch / Fat Fox Fanclub

ダンスすることさえ取り締まろうとするこの国の未来はもうたいして長くなさそうだけどそんなこと知ったこっちゃない。長州に呼んでもらった1月ドムスタの深夜イベントで初めてファットフォックスのライブを見てみんなで暴れた。
自己憐憫や感傷を寄せ付けないきわどくてクールでフリーキーなステージ。
その場にいたほとんどのヤツが黒人みたいにイケてるリズムとロックンロールの胡散臭さを纏い現れたそのグループに完全にヤられたのである。
「さてはむなしい日常?」をユーモアとアイディアで突破しようとするこんなイカしたアスホールが東京にはいるんだぜボケカス。お前は知りもしないだろうけどな。
CSSとかヤーヤーヤーズ、!!!が好きらしいけど、オレはチェックユアヘッド!って思っちゃいました。イロモノとは違うナスティーでナイスな歌詞とファンクネスを醸す演奏がパンクからヒップホップへ移行するあのときのビースティーズのギリギリな感じを彷彿とさせるつーか。まあ実際は全然違うんだけど。結局オルタナってね。
初めて古宮夏希&コークスが燃えている!を観たときもこいつらはパブリックエネミーとマイナースレッドに影響されてるッ、と勝手にトンチンカンな確信を持ったわけで、そういう勘違いを起こさせてしまう無自覚なパワーはコントロールされてないせいか不意をつかれたこちら側をグラっとさせちゃうんだよね。



Fat Fox Fanclub/RUTSUBO@Jul.16,2012 三軒茶屋HEAVEN'S DOOR



去年ギター大学の企画に出たときにボーカルのペリカンが遊びにきてて話しかけられた。
バンドをやってるって話をされて、コイツのやってるバンドはクソつまんなそうだなあと決めてかかってたけどファットフォックスはマジで良いバンドだったよ。
こんなイケてるチームがノットフェイマスな状態で現れたことも奇跡的。全然センスない不感症なこの街の連中に感謝。

オレらの強引な口説きが功を奏し9月か10月あたりにファットフォックスの音源がオモチレコーディングスよりドロップすることが決定。まだ生きてたら買ってね。

スカムパーク6.23


6.23sun omochi records presents SCUM PARK@池袋ミュージックオルグ
http://minamiikebukuromusic.org/category/schedule/

OPEN / START: 16:00
ADV: 1500円 / DOOR: 1800円(ドリンク別)
LIVE: Have a Nice Day! / NATURE DANGER GANG / チミドロ / D.J.G.O(booty tune) / RAP BRAINS and more

2013年5月29日水曜日

$ekiくんとNATURE DANGER GANG




ライブハウスに遊び行くことはめったにない。はっきり言ってつまんないからね。空気読み合って壁際で静かにしてるやつらばっかでアホらしいし、最近はしょちゅう一緒にやってる身内のグループとの対バンが楽しいんでめったなことではライブに足を運ばない。
ライブハウスに人が入らないって話をよく聞くけどあんな居心地悪いとこ誰も行きたくないっしょ。ライブもつまんねーしさ。
そんなお寒いバイブスしか放たないフロアーと冷たい視線をよそに暴れてるヤツらがいる。ライブジャンキーとか奇人変人とかバカとかアホとか呼ばれてるこの連中、オレはこいつらのほうがくそなバンド見るより普通におもろいと思ってる。カチンカチンにドすべってるステージもお構いなしに一人で10人分くらいのエネルギーを放出してダンスしてる彼らの強烈な存在感にオレはついつい惹き付けられちゃうんだよね。ゾンビ谷口、長州ちから(現 星光一)、どつの舎弟(名前知らん)、内田るんちゃんなどなど。こいつらがたくさんうろついてるパーティーはだいたいおもろい。
moodymannのライブはジャップや白人のボンボン大学生じゃなくてデトロイトのピンプやビッチで埋まっててらいたいっていう先入観で生きてるオレにとって、ステージと同様かそれ以上にフロアーが気になるんだよブラザー。

2月のshin-jukeでhy4_4yhのライブあたりから普段見かけないヤツがいて、こいつがかなり暴れてた。どつとかウチのライブでもいつものマイメンどもに混じって前のほうでドカドカしてるヤツいたなあと思ってたら、別の日にウチのライブで遊びに来ててやっぱり一人でめちゃくちゃ暴れてる。こーゆーヤツがいるとライブは良い感じに荒れてヤバいメルト状態に入る。これが$ekiくんでした。ガガキライズの復活祭でも最前列でヘッバンしてたのはだいたい$ekiくんかどつの舎弟(名前知らん)。


これは$ekiくんのサンクラ。



そんな$ekiくんが5月のshin-jukeスピンオフに出るために作ったのがNATURE DANGER GANG。これがなかなかとんでもない代物でございまして。
騒ぎ疲れ始めた深夜3時半の新宿ロフトバーフロアに突如カオスが誕生する。
長州ちから(現 星光一)いわく、良いところが一個もない!といわしめるそのライブはとにかく初期衝動だけで暴れるパフォーマンスのインパク。jukeビートが耳に入ってきたのはホントに最初だけではっきり言ってどんな演奏だったかまったく憶えてない。全裸の$ekiくんダイブ、アメリカ国旗水着の女、ダッチワイフ、モッシュ。もうライブっていうかNATURE DANGER GANGっていう現象っていうか異常気象っていかプロレスっていうか。いや、別に良いもんでもなんでもないよはっきり言って。でもそのパワーとなり振り構わぬっぷりは天晴れ!たまたま遊びに来ていたRAP BRAINSのメンバーはケガをしたという。その場に居合わせたヤツらも完全にみんなどうかしてたわけです。







どついたるねんや壊れかけのテープレコーダーズ、トリプルファイヤーがその長い活動のなかでcreepしながら生み出したspecialなスタイルは現在かなり独自でおもろい場所に到達しててその音楽をいま享受できるのはマジでヤバいことなんだけど、やっぱ勢いだけに身をまかせた刹那的でマヌケな衝動やきまぐれなどんでん返しの魅力ってものにもなかなか抗えない。こういうヤツらがいないとダメだね。いや、ダメってわけじゃないんだけどまだまだ興奮させてくれっつーことだね。
NATURE DANGER GANGの今後に期待なんかしちゃあかん。でもたまたま遭遇できたらとりあえず暴れとこー。

NATURE DANGER GANG 111111111111111111111111111111!!!!!!!!!!!!!!!

6月の日程とチミドロについて

140字だと間に合わなくなってきたんでたまにこっちで!
6月は調子こいてたらライブが多めに入ったんで新曲プレイ予定。フロアはその場にいるヤツらにまかせますんで。

6/15.デイイベ。古宮夏希&コークス企画@池袋オルグ
6/15.深夜。ゲットー酒場@下北沢シェルター
6/18.デイイベ。デアデビル企画@渋谷ラストワルツ
6/22.デイイベ。THE MASHIKOレコ発@吉祥寺ワープ
6/23.デイイベ。スカムパーク@池袋オルグ
6/28.深夜。口車親方企画@東高円寺UFOクラブ



なんか最近すげー興奮することが多過ぎてヤバい。知り合いがイケてるライブしてて変なことが起きそうなワクワク感が夏とともにやってきた2013。
fat fox fanclubやDALLJUB STEP CLUBみたいな若いバンドが至近距離につながって、片やチミドロやどついたるねんとかの同世代グループが荒れた感じのネクストなライブをする良い時期に突入してて、果てはNATURE DANGER GANGの出現!、と上半期を振り返ってももう取り返しはつかないんで。
shin-juke、ゲットー酒場、あとオルグの佐野くん企画がウチ的にはハイライト。
そんな熱気みたいなモノをその場に居合わせなかった人にも強引に強要したいなあと思って知り合いのやってる音楽を独断と偏見で好き勝手にレコメンドしようかと。

とりあえず今回は最近めちゃおもろいブラザー、チミドロ。
ゲットー酒場、shin-jukeスピンオフでも対バンしてるけどライブくそ盛り上がるし、チーム全体がノッてて勢いがブリンブリン伝わってくる。まさにいま見ておきたい感じの状態にあるグループ。まあ好き嫌いはあると思うけど。
つーかわんにゃんパークがマジおもろい!!
NIPPSの「犬 大好き」以来、動物系歌詞楽曲では個人的に最高峰。
シカゴハウスに触発されて始まったとされているチミドロの歴史がこの1曲で爆発したようなNEWクラシック。
正直言うとSHINE旅行やただの錯覚とかこれまでのチミドロの代表曲は歌謡曲的な傾向が強くてけっこう苦手だったけど、わんにゃんパーク発表以降はそれらの曲もドカドカしたフィジカルな輝きを放っていて、とにかく暴れさせてくれるライブはサイコーなわけです。
こないだのゲットー酒場ではナオくんが演奏妨害でメンバーにライブ中に怒られてたし、いまの感じに味をしめてさらに雑食かつわけわからん方向に脱臼してってもらいたい。


booty tuneの黒木さん撮影。
わんにゃんが初めてプレイされた日。
この日はわんにゃんを2回演奏したっていう逸話が残る異様な盛り上がりを見せたそうな。


長州ちから(現 星光一)撮影。
この約2時間後にNATURE DANGER GANGがバビロンシティートーキョーに降臨。

この映像見て何がおもろいわけ?、と思ったあなたモグリっしょ。そんなこと言ってると舐められるよマジで。いや、そんなことはないか。まあむしろピンとこないヤツのほうが多いかもね。
でもこんだけ無意味な歌詞をjukeビートに乗っけて歌う歪な曲で暴れるオーデェンスがいる東京って良い街だなあ。つー感じです。

9月にチミドロ×ハバナイで十代暴動社からスプリットをリリース予定。
詳細未定。