2013年5月29日水曜日

$ekiくんとNATURE DANGER GANG




ライブハウスに遊び行くことはめったにない。はっきり言ってつまんないからね。空気読み合って壁際で静かにしてるやつらばっかでアホらしいし、最近はしょちゅう一緒にやってる身内のグループとの対バンが楽しいんでめったなことではライブに足を運ばない。
ライブハウスに人が入らないって話をよく聞くけどあんな居心地悪いとこ誰も行きたくないっしょ。ライブもつまんねーしさ。
そんなお寒いバイブスしか放たないフロアーと冷たい視線をよそに暴れてるヤツらがいる。ライブジャンキーとか奇人変人とかバカとかアホとか呼ばれてるこの連中、オレはこいつらのほうがくそなバンド見るより普通におもろいと思ってる。カチンカチンにドすべってるステージもお構いなしに一人で10人分くらいのエネルギーを放出してダンスしてる彼らの強烈な存在感にオレはついつい惹き付けられちゃうんだよね。ゾンビ谷口、長州ちから(現 星光一)、どつの舎弟(名前知らん)、内田るんちゃんなどなど。こいつらがたくさんうろついてるパーティーはだいたいおもろい。
moodymannのライブはジャップや白人のボンボン大学生じゃなくてデトロイトのピンプやビッチで埋まっててらいたいっていう先入観で生きてるオレにとって、ステージと同様かそれ以上にフロアーが気になるんだよブラザー。

2月のshin-jukeでhy4_4yhのライブあたりから普段見かけないヤツがいて、こいつがかなり暴れてた。どつとかウチのライブでもいつものマイメンどもに混じって前のほうでドカドカしてるヤツいたなあと思ってたら、別の日にウチのライブで遊びに来ててやっぱり一人でめちゃくちゃ暴れてる。こーゆーヤツがいるとライブは良い感じに荒れてヤバいメルト状態に入る。これが$ekiくんでした。ガガキライズの復活祭でも最前列でヘッバンしてたのはだいたい$ekiくんかどつの舎弟(名前知らん)。


これは$ekiくんのサンクラ。



そんな$ekiくんが5月のshin-jukeスピンオフに出るために作ったのがNATURE DANGER GANG。これがなかなかとんでもない代物でございまして。
騒ぎ疲れ始めた深夜3時半の新宿ロフトバーフロアに突如カオスが誕生する。
長州ちから(現 星光一)いわく、良いところが一個もない!といわしめるそのライブはとにかく初期衝動だけで暴れるパフォーマンスのインパク。jukeビートが耳に入ってきたのはホントに最初だけではっきり言ってどんな演奏だったかまったく憶えてない。全裸の$ekiくんダイブ、アメリカ国旗水着の女、ダッチワイフ、モッシュ。もうライブっていうかNATURE DANGER GANGっていう現象っていうか異常気象っていかプロレスっていうか。いや、別に良いもんでもなんでもないよはっきり言って。でもそのパワーとなり振り構わぬっぷりは天晴れ!たまたま遊びに来ていたRAP BRAINSのメンバーはケガをしたという。その場に居合わせたヤツらも完全にみんなどうかしてたわけです。







どついたるねんや壊れかけのテープレコーダーズ、トリプルファイヤーがその長い活動のなかでcreepしながら生み出したspecialなスタイルは現在かなり独自でおもろい場所に到達しててその音楽をいま享受できるのはマジでヤバいことなんだけど、やっぱ勢いだけに身をまかせた刹那的でマヌケな衝動やきまぐれなどんでん返しの魅力ってものにもなかなか抗えない。こういうヤツらがいないとダメだね。いや、ダメってわけじゃないんだけどまだまだ興奮させてくれっつーことだね。
NATURE DANGER GANGの今後に期待なんかしちゃあかん。でもたまたま遭遇できたらとりあえず暴れとこー。

NATURE DANGER GANG 111111111111111111111111111111!!!!!!!!!!!!!!!

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